オンラインで行う授業で、コミュニケーションをどう取るか

オンラインで授業を行う際に想定されるコミュニケーションの例をまとめました。

「メディアを利用して行う授業」を実施するにあたっては、それが「同時双方向型」であれ「オンデマンド型」であれ、対面での授業に相当する教育効果を有すると認められる必要があります(「平成19年文部科学省告示第114号」)。特にオンデマンド型の場合、「教授とともに十分な指導」が行われることが求められています。

しかし、各授業を完全オンラインで実施することを想定した場合、通常の授業のように、教員と学生が一箇所に同時に集まって実施されるということはありません。そのような状況下で、どのような指導を実施することができるでしょうか。

本ページでは、想定される指導方法を、授業形態(講義型か演習型か)と、「同時双方向型」か「オンデマンド型」かで整理し、双方向性の程度の高低でソートしました。
さらに、それぞれの方法が有効と思われるクラスサイズの目安をそれぞれの末尾に、【小】(クラスサイズ:20人未満)【中】(クラスサイズ:20人以上100人未満)【大】(クラスサイズ:100人以上)で示しました。

「メディアを利用した授業」をデザインする上で、ぜひ参考にしてください。

講義型の場合

 同時双方向型の場合

*下にいくほど双方向性の程度が高くなります。

 オンデマンド型の場合

*下にいくほど双方向性の程度が高くなります。

  • メールで質問を受け付ける【小】【中】【大】
  • Web上で小テストを行う(PandAのテスト・クイズツール(P.42)、Googleフォームを利用する)【小】【中】【大】
  • PandAのフォーラムツール(P.46)を用いてディスカッションをさせる【小】【中】【大】
  • オフィスアワーで直接対応する(事前にアポイントメントを取らせる/TAを活用する)【小】【中】【大】

演習型の場合

 同時双方向型の場合

*下にいくほど双方向性の程度が高くなります。

 オンデマンド型の場合

*下にいくほど双方向性の程度が高くなります。