FAQよくある質問

2020年4月からのオンライン授業に関するFAQについて
教育コンテンツ活用推進委員会について
MOOCについて
KoALAについて
OCWについて
PandAについて
MOSTについて
ICTを活用した教育について

2020年4月からのオンライン授業に関するFAQについて

オンライン授業の実施に関するFAQはどこを見ればよいですか。
2020年4月から始まったオンライン授業の実施に関するFAQは、こちらをご覧ください。

教育コンテンツ活用推進委員会について

教育コンテンツ活用推進委員会とはどのような組織ですか。
教育コンテンツ活用推進員会は、京都大学がもつ教育コンテンツの多角的な教育利用を目指し組織化された全学組織です。特にICT(Information and Communication Technology)を用いた教育改善に関する事例の収集や、その普及に向けた各種の企画運営に取り組んでいます。
詳しくはこちらをご覧ください。
ICTを講義で用いることで、どのようなメリットがありますか。
それぞれのICTの特性や使い方によって、メリットは変わってきますので、一概にはいえません。具体例を、以下のページに挙げましたので、まずはそちらをご覧ください。
教育コンテンツ活用推進委員会の連絡先を教えてください。
教育コンテンツ活用推進委員会は、京都大学高等教育研究開発推進センターに置かれています。
ご不明な点があれば、「お問い合わせフォーム」よりご連絡ください。

MOOCについて

MOOCって何ですか。
MOOC(Massive Open Online Courses)は、インターネットを通じて配信される、無償または安価で受講できる講義で、「大規模公開オンライン講義」と訳されます。オンラインで講義を配信するだけでなく、一定の条件を満たした受講者には修了証が発行されることが特徴です。
2012年に配信が始まって以降、ハーバード大学やMITをはじめとする国外の一流大学だけでなく、東京大学や東京工業大学、一橋大学といった日本のトップ大学でも講義が配信されており、今日、高等教育の新しい潮流の一つとなっています。本学は2013年に、MOOCプラットフォームの一つであるedXに日本で初めて参加を表明し、チャーター校の一つとして、KyotoUx名義でこれまでに13科目の講義を配信してきました。
京都大学のMOOC:KyotoUxはこちらから
京都大学が参加するMOOCプラットフォームedXはこちらから
京都大学はどのようなMOOCを配信しているのですか。
2015年度に公開され話題となった、本学の山極総長による講義「Evolution of the Human Sociality: A Quest for the Origin of Our Social Behavior(人類進化論)」をはじめ、多彩な分野の講義を配信しています。今後も新規開講講義が続々と配信される予定ですので、ぜひこちらをご確認ください。
MOOCの活用法には、どのようなものがありますか。
MOOCを使った反転授業や、予習・復習教材、対面講義の補足資料としての活用など、色々な活用法があります。
具体的活用事例については、こちらで紹介しています。
OCWとの違いは何ですか。
OCWは、大学内で実際に利用されている教材やシラバス、関連コンテンツ等をインターネット上で公開し、より多くの方々に大学の講義を届ける取り組みです。単位が出ないことや、教員に質問できないことが、通常の授業との違いです。
これに対してMOOCでは、対面講義と同じように、毎週新しい講義ビデオが追加され、受講者はそれを視聴しつつ、課題に取り組みます。MOOCの配信終了時には、受講者には成績が提示され、そこで一定の条件を満たせば修了証が発行されるなど、より実際の講義に近い形で学習を進めることができます。
京都大学のMOOCはどうやって制作されているのですか。
授業計画の策定から講義の撮影と編集、配信まで、学内の専門スタッフによるサポートを受けながら制作を進めて頂きます。詳しくはこちらをご覧ください。
MOOCを制作・配信したいのですが、どこに問い合わせれば良いですか。
お問い合わせフォーム」にお進み頂き、カテゴリーの「MOOCについて/About MOOC」を選択の上、ご連絡ください。
なお、こちらからの連絡が必要な場合は、連絡先もご記入ください。

KoALAについて

KoALAって何ですか。
KoALA(Kyoto University Online for Augmented Learning Activities)は、2018年度から京都大学が提供を始めたSPOC(Small Private Online Courses)の愛称です。
SPOCって何ですか。
SPOCとは、各大学が自学の学生向けに提供するオンライン講義・教材・学習環境の総称です。用いられるツールや仕組みはMOOCと同様ですが、SPOCでは各大学・講師が各授業で使用言語の設定をすることができるため、SPOCを用いることで日本語でも講義コンテンツを制作することが可能です。またSPOCの場合、各大学固有の目的やニーズに応じて講義や教材を制作して、特定の受講者に向けて講義を提供したり、学内の他の教育プラットフォームとの相互接続も可能です。SPOCには、近年世界的に注目が集まっており、KoALAは我が国における先端事例の一つといえます。
KoALAを使うことで、どのようなメリットがありますか。
KoALAを用いることで、反転授業や予復習のための学習環境を学生に提供したり、課題作成ツールを通じて学生の理解度を確認するなど、多くのメリットがあります。また、個々の学生あるいは受講者全員の学習進捗状況をリアルタイムで把握することができます。
KoALAの活用法には、どのようなものがあるのですか。
KoALAでは、講義そのものだけでなく、授業で使う教材の一部(講義ビデオ、課題)のみを配信することも可能で、また、受講者の学習状況を簡単に把握することができます。そのため、目的に合わせた多様な活用法が考えられます。これまでに実際にあった活用法としては、正規授業に組み込んで活用したり、学外に公開して幅広い受講者を呼び込んだりといったものがありました。
今後、KoALAで配信される講義の数が増えていくなかで、活用方法もまたより一層、多様となることが予想されます。
MOOCとの違いは何ですか。
KoALAは講義映像や課題をオンライン上で配信するという点でMOOCと同じですが、利用言語として日本語が選択でき、主な受講者として京都大学の学生を想定している点で異なります。そのためKoALAの場合、全世界に公開するMOOCとは異なり、受講者を学内のみや、ある授業の受講生のみといった形で制限することができます。また、授業で使う教材の一部のみ公開することも可能であるという点も、一つの完結した授業を公開することが主であるMOOCとの違いです。
OCWとの違いは何ですか。
OCW(オープンコースウェア)は、講義ビデオや講義ノート、シラバス等の教育リソースをウェブ上で公開することを目的とするもので、教員に質問をしたり、OCWを用いて学んだことに対して単位が認定されたりすることはありません。
これに対してログインが求められるKoALAでは、担当講師の意向に応じて、質問を受けつけたり、単位要件の一部に組み込むことが可能です。また、受講者の学習進捗状況を把握することもできます。
PandA(LMS)との違いは何ですか。
LMS(学習管理システム)であるPandAは、半期15週間を前提とした正規の授業に対する学習支援を目的に構築されたものです。これに対してKoALAは、授業そのものを公開することを目的としています。また開講期間・授業回数が個別に設定できるKoALAの場合、長期休暇中の開講や、1回分のみを制作して補講用に用いるといったことが可能となります。
KoALAで授業を制作・公開したいのですが、どこに問い合わせれば良いのですか。
お問い合わせフォーム」にお進み頂き、カテゴリーの「KoALAについて/About KoALA」を選択の上、ご連絡ください。
なお、こちらからの連絡が必要な場合は、連絡先もご記入ください。

OCWについて

OCWって何ですか。
OCW(OpenCourseWare)は、すべての講義を無償公開することを目的に、2002年にMITが始めた取り組みです。講義ビデオや講義ノート、シラバス、小テスト等、公開されている教材は多岐に及びます。MITの取り組み開始以降、世界中でOCWを提供する大学が増え、今日ではOpen Education Consortiumという国際的なネットワークに成長しており、京都大学も会員として参加しています。
2005年より続く「京都大学OCW」では、実際に講義で利用されている教材をはじめ、多様な教材を公開することで、学内外の教職員や学生、京都大学を志願する高校生や、学びを深めたい社会人など、あらゆる方々に京都大学の教育と研究を知ってもらい、門戸を広げることを目的としています。
京都大学OCWのコンテンツにはどのようなものがありますか。
2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授による講演「iPS細胞研究の進展と課題」をはじめ、京都大学OCWには、先生が講義にて使用されている資料や授業映像だけでなく、公開講座や国際会議、最終講義といった幅広い資料・映像が、公開されています。授業教材は講義ビデオや、講義ノートが中心ですが、各学部・大学院のシラバスのような、本学の講義の全体像が分かる資料も含まれています。
その他OCWを通じて、京都大学に関する講義の電子化と公開をお考えであれば、随時ご相談をお受けしています。
OCWの活用法にはどのようなものがありますか。
教員の方が使用される場合、関連科目の講義内容の調査や、学内で開催された関連するシンポジウム・公開講義の映像の授業内使用があります。また、OCWに教材を公開する場合、受講生が予習、復習するための教材として利用することで、学生の学びを促すことができます。電子化されていますので、印刷・配布の手間を簡略化することも可能です。学生にとっては、授業を選ぶ上での重要な参考材料となります。高校生の補助教材としての利用も進んでおり、「高大接続」の観点から、ご自身の研究を受験生に向けてアピールすることもできます。
どのような手順で「京都大学OCW」に掲載されるのですか。
手順については「How to Create: OCW」のページをご覧ください。
なお、動画撮影が必要な場合、事前にお知らせ、ご予約いただければ、専門スタッフが撮影・編集することも可能です。
映像資料はどのようなかたちで掲載されますか。
京都大学OCWはGoogle社と提携を結んでおり、同社傘下にあるYouTube社の協力のもと、YouTubeによるアップロードシステムを利用して映像資料を掲載することになります。
OCWの掲載や、動画撮影にあたり、費用は必要でしょうか。
本学主催の通常講義、最終講義、公開講座、国際シンポジウム以外に関しては、費用が発生する可能性があります。また本学主催の通常講義、最終講義、公開講座、国際シンポジウムの場合でも、撮影場所が遠方の場合、実費をご負担頂きます。詳細はお問い合わせください。
京都大学OCWのコンテンツは自由に使えるのですか。
京都大学OCWにあるコンテンツの利用に際しては、一度ガイドラインをご覧ください。私的学習のほか、非営利的かつ教育的な目的に限って利用して頂くことなど、ガイドラインの記載事項を遵守して頂くことを条件として、①複製、②複製物の頒布、③インターネット配信、④翻訳、⑤翻訳以外の改変(上記ガイドライン4(1)にある「第三者著作物」の違法な改変を除きます)といった態様で利用することができます。
京都大学OCWで教材(映像・スライド等)を掲載したいのですが、どこに連絡したら良いですか。
京都大学OCWの申し込みフォームよりお申し込みください。

PandAについて

PandAって何ですか。
PandAは京都大学情報環境機構が「京都大学における学びをトータルに支援する」ことを目的に、2013年度より運用を始めた「コース管理システム」(CMS: Course Management System)です。「学習支援システム」(LMS: Learning Management System)とも呼ばれます。
CMS(Course Management System)やLMS(Learning Management System)って最近よく聞きますが、何ですか。
CMSやLMSは、1回90分、計15回の授業時間を基本に、授業時間外での予習や復習、レポート課題やグループ学習などにおける教育活動や学習活動を、それぞれ教員・学生の視点から情報技術を用いて支援するシステムです。
北米の大学では、2000年前後から普及し、現在では9割を超える大学で全学的に利用されており、大学教育には欠かすことのできない基盤システムとなっています。京都大学でも全学的に導入しており、授業での利用率が毎年増えてきています。
PandAの活用法にはどんなものがありますか。
これまで紙媒体でおこなっていた授業資料の配布や、学生からの課題提出、小テストの実施などを、ウェブ上でおこなえます。また、フォーラムツールを利用することで、受講生からの質問やその回答を、他の受講生にも見せながらおこなうことができ、メールアーカイブツールを使うと、一種のメーリングリストとして受講生とやりとりをおこなうことができます。学生番号とも対応していますので、成績をつける際にも利用することが可能です。
PandAとKULASIS、OCWの違いって何ですか。
こちらについては、下記のリンク先で説明されていますのでご覧ください。
京都大学情報環境機構 学習支援システム(PandA)よくある質問
PandAを講義で使ってみようと思っています。どう使用したら良いのですか。
サイトの開設方法はこちらをご覧ください。
参考:「PandA公式ガイドブック(教員用マニュアル)」(京都大学情報環境機構作成)

MOSTについて

ICTを活用した教育について

ICTって何ですか。
Information and Communication Technology(「情報通信技術」または「情報コミュニケーション技術」)の略称で、コンピューターやネットワークに関連する諸分野に関連する技術や産業、設備、サービスの略称です。本サイトで扱うICTには、MOOCやOCW、PandA、MOSTといった京都大学が積極的に基盤整備を進めている諸技術・サービスの他に、TwitterやSkype、YouTube、教員独自のウェブサイトといった、個々の先生が個人で使用されている種々の技術・サービスが含まれています。
ICTを活用した教育ってどんなものがありますか。
京都大学における具体的事例としては、以下のProjectのページやTopicsのページをご覧ください。

その他に、今日、着目されているものとしては、学生がキャンパスのどこでも自分のパソコン・タブレットを利用して学習できる環境を整え、利用を促進するBYOD(Bring Your Own Devices)の仕組みや、インターネット環境があればどこでも学習できるeラーニング、学生の提出課題や各種学習評価、正課及び課外活動の参加状況といった学生の学習情報をWeb上で一元管理する「eポートフォリオ」の取り組みなどが挙げられます。
全国のICTを活用した教育の現況については、2016年11月現在、大学ICT推進協議会*(Academic eXchange for Information Environment and Strategy: AXIES)が調査を実施しており、2016年度中にはその調査結果が出る予定です。
*大学ICT推進協議会:「『高等教育・学術研究機関における情報通信技術を利用した教育・研究・経営の高度化を図り、我が国の教育・学術研究・文化ならびに産業に寄与する』ことを目的」に設立された一般社団法人。セミナー、勉強会の実施、各種団体との連携と交流のほか、高等教育機関等でのICTの利活用に関する調査をおこなっています。
URL: https://axies.jp/ja
著作権処理って大変ではないのですか。
以下のページで著作権処理に関する情報をまとめました。MOOCやOCWといった京都大学の提供するプロジェクトでは、専門スタッフのサポートを受けることができるため、提供される先生のご負担は相当軽減されます。