MOOC

履修登録を伴ったオンライン講義です。現在は、英語の講義のみを配信しています。

概要

MOOC(Massive Open Online Courses)は、インターネットを通じて配信される、無償または安価で受講できる講義です。世界中から数千〜数万名が受講登録し、受講者は講義ビデオやオンラインテストなどを通じて学習を進めます。また、大学の講義と同じように、数週間〜数ヶ月かけて受講し、受講期間終了後、一定の成績を収めた合格者には修了証が発行されることもあります。
OCW(OpenCourseWare)との違いは、通常の大学の講義のように一定期間が設けられて開講すること、課題や試験が課されること、合格者には修了証が発行されることなどがあります。
2012年以降、edX、Coursera、FutureLearnといった英語で配信されるプラットフォームのほか、FUN(フランス)、MiriadaX(スペイン)、XuetangX(中国)、JMOOC(日本)等、英語以外の言語圏を対象とした「ローカルMOOC」が立ち上げるなど、世界中で多数のMOOCプラットフォームが存在しています。

京都大学のMOOC

京都大学は、2013年5月に日本で初めてedXへの加盟を発表しました。edXは、MITとハーバード大学が中心となり設立された、世界トップレベルの大学で構成されるMOOCプラットフォームです。本学は、チャーター校の一つとして参加しています。京都大学は、edXを通じ、「KyotoUx」という名称で講義を配信しています。
本学の第3期中期目標・中期計画にはMOOCやOCWの推進が掲げられています。また、スーパーグローバル創生支援「京都大学ジャパンゲートウェイ」(JGP)や、教育コンテンツ活用推進委員会とも連携し、今後も多くの講義を配信していく予定です。

本学の公式メールマガジン「京大の『実は!』」でも紹介されています。詳しくはこちら

MOOCの活用事例

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「京都メソッド」から始まった「反転授業」とその海外展開

京都大学 化学研究所・物質-細胞統合
システム拠点(iCeMS)上杉志成先生

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講義をもっとオープンに

京都大学 大学院医学研究科
山田亮先生

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多様な文化の中で漫画を通して学ぶ生命倫理

京都大学 大学院文学研究科
児玉聡先生

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おもてなしの議論を通して異文化を理解する

京都大学 経営管理大学院
山内裕先生

MOOCを通してつかんだ教え方のヒント

京都大学 大学院工学研究科
跡見晴幸先生

気軽に参加できる数学講義

京都大学 大学院理学研究科
伊藤哲史先生

MOOCの作成手順


MOOCを作成されたい先生はこちら

学内ワークショップ開催報告

学内ワークショップ「教育の最先端:MOOCって何?-その利用法と実践ノウハウまで」

2016年10月17日(月)12:00〜13:00
於 吉田南1号館 201号室

最近開講したMOOC

MOOCを活用するメリット

  • 公開された講義には、世界中から大勢の受講者が参加します。世界中の優秀な学生を特定し、好成績を修めた受講者には、留学の対象者として直接アプローチすることもできます。
  • いったんオンライン上で講義コンテンツを作成すると、学内の学生の予復習や対面講義の補足資料、代替講義の教材としても活用できます。
  • 講義コンテンツを開発する過程で、インストラクショナル・デザイン等の観点からアドバイスを受けることができ、より魅力的な授業となります。
  • 京大の教育を世界に向けてアピールすることに貢献できます。

関連ページ

関連ページ(外部サイト)

その他のICTを活用した教育プロジェクトはこちら

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