News【Trends】アリゾナ州立大学によるMOOCを用いた初年次教育 "Global Freshman Academy"

2017.12.07

Trends(「ICT活用教育の動向」)では、現在のICT活用教育をめぐるさまざまな話題を紹介していきます。

アリゾナ州立大学では、2015年よりMOOCを用いて世界中の人々に対して初年次科目を提供する"Global Freshman Academy"(以下、「GFA」)という取り組みがおこなわれています。

GFAの仕組みとして、特定のコースを受講した受講者が合格基準を満たし、さらに希望した場合に、公式の修了証の発行のみならず、同大学の単位認定を受けることが可能となっており、通常の同大学での単位認定の場合よりも廉価で単位を取得することができます。オンラインで同大学の授業が受講できるだけでなく、正規の単位を取得する機会を得ることができるという点で画期的な取り組みとされています。

GFAで受講できるコースのひとつである代数のコース ("College Algebra and Problem Solving") では、オンラインを通じた学習の強みを活かし、個々の受講者の理解度の評価・分析から個別化された学習が提供される適応学習 (adaptive learning) が導入されています(関連記事はこちら)。

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