京都大学⾼等教育研究開発推進センター 京都大学⾼等教育研究開発推進センター

2020年8月24日(月)、「大学院生のための教育実践講座(主催:京都大学高等教育研究開発推進センター)」が開催されました。第16回となる今回は、コロナ感染症拡大防止のためオンライン(Zoomを利用)での開催となりました。
主に将来大学教育に携わることを希望する、本学の大学院生、OD、PDに向けて開講しているこの講座は、「大学でどう教えるか」ということを1日通して考えてもらうことで、ファカルティ(大学教員)へと自己形成していくきっかけを提供しようとするものです。すべてのプログラムに参加した受講生には、総長名の入った修了証が授与されます。

当日は、「理系」・「文系」を問わずさまざまな研究科から、59名の方々に受講いただきました。参加者には、大学教育の現状を理解するための講義や、多様な観点から授業実践について検討するグループワーク、グループでのディスカッションの結果を発表する発表会まで、様々な活動を経験することで、大学教育に携わることについて考えを深めてもらいました。

参加者を対象とする事後アンケートの満足度の項目は5点満点中4.8となっており、初めてのオンライン開催ながら、大変満足頂けたようです。

例年実施しているコミュニケーションデザインやランチセッションでの交流の場を、今年度は設けることできませんでしたが、講座終了後に連絡を取り合って今後の交流の輪を広げている参加者もいました。オンラインで参加しているからこそ、心理的な負担が少なくディスカッションに参加できたという意見も少なくなく、グループワークや発表会では活発な議論が見受けられました。

プログラム受講後の変化を聞く質問では、「これまで大学教育についてあまり深く考えたことがなかったが、講座を通して様々な課題があることを知り、『自分ならこのように解決したい』というビジョンをもてるようになった」「研究のことで日々頭が一杯な一方で、大学教員として働くことも考えなければいけないと思っているなかで、本講座はその橋渡しとしてとても有意義でした」「聞き手目線で何を持って帰ることのできる授業にするかを、今後意識していきたいと思った」「京都大学にいると『エリート教育』を当然のものと考えてしまいがちだが、それだけが教育でないことを認識することができた」といった回答があり、未来の大学教員という立場から、大学教育について考えを深める良い機会となったようです。

なお2021年の2月9日〜12日には、今回のプログラムのアドバンス版にあたる大学院横断教育科目「大学で教えるということ」が、集中講義の形式で開講されます。奮ってお申し込みください。

「大学で教えるということ」シラバス

なお来年度の「大学院生のための教育実践講座」は、今年度と同じく2021年8月下旬に開催されます。大学教員を目指している、教育に関する議論をしながらコミュニティを広げたい、そんな院生のみなさまの参加をお待ちしております。
(※ 実施方法は直前の状況に鑑みて決定する予定です。)

開会式(挨拶)
ミニ講義1「いま大学授業にもとめられていること」
グループ討論に向けて
ミニ講義2「学生が学びたくなる授業」
全体発表会
閉会式・修了証授与

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