京都大学⾼等教育研究開発推進センター 京都大学⾼等教育研究開発推進センター

2019年8月23日(水)、今年で第15回目となる「大学院生のための教育実践講座(主催:京都大学高等教育研究開発推進センター、於:京都大学百周年時計台記念館)」が開催されました。主に将来大学教育に携わることを希望する、本学の大学院生、OD、PDに向けて開講しているこの講座は、「大学でどう教えるか」ということを1日通して考えてもらうことで、ファカルティ(大学教員)へと自己形成していくきっかけを提供しようとするものです。すべてのプログラムに参加した受講生には、総長名の入った修了証が授与されます。

当日は、「理系」・「文系」を問わずさまざまな研究科から、39名の方々に受講いただきました。参加者には、大学教育の現状を理解するための講義や、多様な観点から授業実践について検討するグループワーク、コミュニケーションデザインを学ぶためのボディワークまで、多様な活動を経験することで、大学教育に携わることについて考えを深めてもらいました。グループワークやランチセッション、情報交換会などを通して、院生同士でのネットワークも広がった様子でした。グループワークの成果を発表するセッションでは、参加者同士で活発に議論する姿が見受けられました。

参加者を対象とした事後アンケートの満足度の項目は5点満点中4.6となっており、十分満足頂けたようです。
プログラム受講後の変化を聞く質問では、「研究能力を高めることにばかり、目がいっていましたが、教育という点でも高めなければならないと思いました」や「受講前は学生のモチベーションをどう上げるかということを考えていたが、そもそも学生に何を習得してほしいかということは念頭に置いていなかったので驚きだった。ゴール設定の重要性を痛感した」といった回答がありました。
他にも「今まで考え付かなかった多様性への対応や、ICTの利用について、具体的に考えることができた」、「教員と学生の両視点から問題を捉えることの大切さに気づくことができました」といった回答があり、未来の大学教員という立場から、大学教育について考えを深める良い機会となったようです。

なお2020年の2月5日〜7日には、今回のプログラムのアドバンス版にあたる大学院横断教育科目「大学で教えるということ」が、集中講義の形式で開講されます。奮ってお申し込みください。
「大学で教えるということ」シラバス

来年度の「大学院生のための教育実践講座」は、今年度と同じく2020年8月下旬に百周年時計台記念館で開催されます。大学教員を目指している、教育に関する議論をしながらコミュニティを広げたい、そんな院生のみなさまの参加をお待ちしております。

開会式「挨拶」
ミニ講義「大学を取り巻く状況と多様な授業実践」
グループ討論
「演劇でコミュニケーションデザイン」
ミニ講義「私の授業」
ポスターセッション

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