PowerPoint・Keynote等にナレーションを付け、動画ファイルとして書き出す方法+別途、音声ファイルのみを作成する方法
- 本ページでは、PowerPointやKeynote等のスライドに、解説の音声(ナレーション)をつけて書き出す方法を説明します。
- 合わせて、音声ファイルのみを作成する方法も紹介します。
PowerPoint for Windowsを利用する場合
- PowerPoint for Windows内でプレゼンテーションのナレーションを録音することができます。
- ナレーションを録音するときは、パソコンのマイクを使って、スライドショーを実行しながら録音します。
- 録音したナレーションはスライドごとに保存され、それぞれのスライドにサウンドのアイコンが表示されます。
手順
- 「スライドショー」タブから「スライドショーの記録」を選択
- 以下の2つのオプションから選択すると、録音用の画面が表示される
- 「先頭から録音を開始」:プレゼンテーションの先頭から録音する
- 「現在のスライドから録音を開始」:特定のスライドから録音する
- 左上の「記録の開始」(赤の丸いボタン)をクリックすると、録音が開始される
- マイクに向かってナレーションを録音
- 次のアニメーションに進むには、「Enter」キーあるいは矢印キーを押下する
- スライドショーを終了すると、ナレーションの録音も終了する
- 「記録の停止」ボタンをクリックすると、スライドの先頭に戻る
- 「記録の一時停止」をクリックすると、再生中にアニメーションが止まる
- データを保存し、変更が全て反映されていることを確認する
- [ファイル]、[エクスポート]、[ビデオの作成] の順にクリック (または、リボンの [録音/録画] タブで、[ビデオにエクスポート] をクリック。
- [ビデオの作成] 見出しの最初のドロップダウン ボックスで、必要なビデオの品質を選ぶ
- [ビデオの作成] をクリック、ファイル名を入力し、[ファイルの種類] ボックスで、[MPEG-4 ビデオ] または [Windows Media ビデオ] を選び保存を完了する
詳しい手順は以下のリンクをご覧ください:
スライドショーを記録する
スライド ショーをナレーションとスライド切り替えのタイミングとともに記録する
スライドショーをビデオに変換する
PowerPoint for Mac を利用する場合
- PowerPoint for Mac 2016ではナレーション付きの動画を書き出すことができないようです。
- その他のバージョンのPowerPoint for Macについては、上記「PowerPoint for Windowsを利用する場合」の「4 マイクに向かってナレーションを録音」までは共通、「5 データの保存」についてはこちらをご覧ください。
- PowerPoint for Mac 2016をご利用の方については、他のバージョンを試すか、以下のQuickTime、Keynote等を使った方法をお試し下さい。
詳しい手順は以下のリンクをご覧ください:プレゼンテーションをムービー ファイルまたは MP4 として保存する(Microsoft Office)
QuickTime Player(Mac)を利用して画面収録する場合
- Macに標準で付属する「QuickTime Player」では、PCの画面収録をナレーション(音声)とともに記録することができます。
- PPT等のスライドショーを収録するには、下記の記録開始の直後にスライドショーを開始します。
- スライド以外にアプリケーションを切り替える必要がある場合にもおすすめです。
手順
- QuickTime playerを立ち上げる
- ファイルの選択画面が表示された場合は、選択画面を消す
- 「ファイル」メニューから「新規画面収録」を選択
- 音声入力選択メニューから内蔵マイク(外部マイク等を利用する場合はそちら)を選択する
- 音声が入力されているか確認する(入力されている場合は録音ボタン上側にあるインジケータが増減する)
- 収録する画面の範囲(画面全体 or 画面の一部)を選択する
- 画面の一部を収録する場合は、マウスでドラッグして範囲を指定する
- 記録開始:範囲指定完了後、画面収録が開始する
- 画面全体を収録する場合は、画面の任意の場所をクリックすると収録が開始する
- 画面の一部のを収録する場合、範囲指定後に表示される「収録を開始」をクリック
- 記録終了:解説が終わったら、メニューバーに表示されている停止ボタンをクリックする
- 作成された動画を再生し、問題ないか確認する
- 「ファイル」メニューから「保存」を選択し、動画に名前をつけて保存する
- ファイルをmp4(H.264)形式で書き出すこともできます
詳しい手順は以下のリンクをご覧ください:
Mac で画面を収録する方法
QuickTime Player を使う方法(Apple)
Keynote (Mac) を利用する場合
Keynoteのスライドにナレーションを録音する方法について説明します。
手順
- ナレーションを開始するスライドに移動する
- 画面右上にある「書類」を選択し、「オーディオ」に移動
- 「スライドショーを記録」で「記録」を選択
- 画面左下で音声が入力されているかをインジケータで確認する
- 録音開始:録音ボタンをクリック
- カウントダウンの後、録音が始まる
- 適宜スライドを移動しながら解説を進める
- 録音終了:解説が終わったら停止ボタンをクリック
録音が終わったら、動画ファイルとして書き出します。
- ファイル>書き出す>ムービーを選択
- 書き出しの設定はデフォルトでも構わないが、解像度を高くしたい場合は適宜変更
- ファイルに名前を付けて保存する
スライドと音声ファイルを別々に作成する場合
- スライドの解説を音声ファイルに記録する方法について説明します。学生は音声ファイルを再生しながらスライドを使って学習します。
- スライドのどこを説明しているのかが分かり易いように、スライド番号を付けるなどして下さい。
Windowsの場合
- Windows 10 の標準アプリの1つ「ボイスレコーダー」を使うと、パソコンのマイクを使って、音声を録音できます
手順
- ボイスレコーダーを立ち上げる
- 録音開始:画面中央の「録音」をクリック
- 録音停止:画面中央の「レコーディングを停止」をクリック
- 作成された音声ファイルを再生し、問題なく録音されているかを確認する
- 右下の「名前の変更」をクリックし、ファイル名を入力する
- 録音されたファイルは、「ドキュメント」の「サウンドレコーディング」に保存されます。
- 保存場所がわからない場合は、右下の3つのドットボタンから「ファイルの場所を開く」を選択すると、保存したファイルを確認することができます。
詳しい手順は以下のリンクをご覧ください:ボイス レコーダーの使い方
Macの場合
手順
- QuickTime playerを立ち上げる
- ファイルの選択画面が表示された場合は、選択画面を消す
- 「ファイル」メニューから「新規オーディオ収録」を選択
- 音声入力選択メニューから内蔵マイク(外部マイク等を利用する場合はそちら)を選択する
- 音声が入力されているか確認する(入力されている場合は録音ボタン上側にあるインジケータが増減する)
- 録音時、ボリューム(録音ボタン下側のスライダ)が0になっているか確認
- 録音開始:録音ボタンをクリック
- 録音停止:停止ボタンをクリック
- 作成された音声ファイルを再生し、問題なく録音されているかを確認する
- 「ファイル」メニューから「保存」を選択し、動画に名前をつけて保存する
- 音声ファイルはm4a形式で保存されます
詳しい手順は以下のリンクをご覧ください:QuickTime Player を使う方法(Apple)
その他の方法
- 市販のボイスレコーダーで録音した音声ファイルを使う方法もあります。