ハイフレックス型授業:音響設備に応じた分類

本ページでは、ハイフレックス型授業の実施方法について、利用する音響設備に応じて分類、説明しています。
なお、以下の内容は、京都大学情報環境機構教授の中村素典先生が作成された説明資料をもとにしています。

音響設備に応じた分類

以下の表では、利用する音響設備に応じて分類したハイフレックス型授業の実施方法を紹介しています。実際には、実施される授業の形式(少人数か大人数か、授業内のインタラクションが多いが少ないか等)とも対照させつつ、ご覧ください。

① 教室マイクを使用しない場合 ② 教室マイクを使用する場合
(A)ヘッドセット利用型 少人数 × インタラクション 少 大人数 × インタラクション 少
(B)スピーカマイク利用型 少人数 × インタラクション 多 大人数 × インタラクション 多
(C)全員ヘッドセット利用型 インタラクション 必須

(A)ヘッドセット利用型

① 教室マイクを使用しない場合

  • 少人数クラスの授業で、主に教員が話す場合に向いた形式です。
  • 教員はヘッドセットを着用し、オンラインで参加している学生に対して自分の声を届けます。
  • 教室の学生から発言があった場合、教員が復唱することで、オンラインの学生にも聞こえるようにします。
  • 準備する機器・設備が最も少なくすみます。
    •  → 実施に向けた準備はこちらをご覧ください(クリックで画像がポップアップします)

      ② 教室マイクを使用する場合

      • 大人数クラスの授業で、主に教員が話す場合に向いた形式です。
      • 教員はヘッドセットを着用し、オンラインで参加している学生に対して自分の声を届けます。
      • 教室内では教室のマイクを使い、拡声することにより、大教室内の学生に自分の声を届けます。
      • 教室の学生から発言があった場合、教員が復唱することで、オンラインの学生にも聞こえるようにします。
        •  → 実施に向けた準備はこちらをご覧ください(クリックで画像がポップアップします)

(B)スピーカマイク利用型

① 教室マイクを使用しない場合

  • 少人数クラスの授業で、受講者間の対話を推奨したい場合に向いた形式です。
  • 教室にいる教員と学生はスピーカマイクを使用して、オンラインの学生に声を届けます。
  • スピーカマイク経由で、教室・オンラインの学生間でやりとりができます。
  • 教室にいる教員の声がスピーカマイクに届く範囲に、着席する必要があります。
    •  → 実施に向けた準備はこちらをご覧ください(クリックで画像がポップアップします)

      ② 教室マイクを使用する場合

      • 大人数クラスの授業で、受講者間の対話を推奨したい場合に向いた形式です。
      • 教員は教室のマイクを使用し、教室の学生に声を届けるのとともに、スピーカマイク経由でもオンラインの学生に声を届けます。
      • 教室にいる学生はスピーカマイクを使用して、オンラインの学生に声を届けます。
      • スピーカマイク経由で、教室・オンラインの学生間でやりとりができます。
      • スピーカマイクから離れた位置に着席した学生の声を、オンラインの学生に届けることが困難です。
        •  → 実施に向けた準備はこちらをご覧ください(クリックで画像がポップアップします)

(C)全員ヘッドセット利用型

  • 受講者間の対話が必ず必要となる場合に向いた形式です。
  • 教室にいる教員と学生全員がそれぞれのPCからZoomにログインし、ヘッドセットを利用することで、オンラインの学生とやりとりを行います。
  • ハウリング防止のため、教員が話すときは教員のマイクをオン・教室の学生のマイクはオフに、教室の学生が話す場合にはその学生のマイクをオン・教員、その他の学生のマイクはオフにする必要があります。
  • 音漏れにも十分気をつける必要があります。
    •  → 実施に向けた準備はこちらをご覧ください(クリックで画像がポップアップします)