
アドバンストコース(終了プログラム)
平成26年度からアドバンストコースは、
「研究科横断型教育プログラム~大学で教えるということ~」に統合し、
実施されることになりました。
アドバンストコースは、大学における教育実践についてより発展的に学びたいという過去の受講生の要望を受け、平成20年 度より設けられました。アドバンストコースでは、大学の授業を構成する際に生じる課題などについてのディスカッションを講座のメインに据え、参加者相互の インタラクションによって理解を深めることを目指します。また参加者による模擬公開授業を実施し、授業の方法について実践的にも学びます。ベーシックコー スと同様、所定のプログラムの修了した受講者には、総長名での修了証が授与されます。
グループ討論・全体討論
アドバンストコースは、ベーシックコース修了者、あるいは非常勤講師経験者を対象としています。受講者にはこれまでの教授・学習の経験を踏まえ、大学で授業 を実施する際の具体的な困難や課題を事前にピックアップしてもらい、当日のディスカッションの材料とします。受講者たちはディスカッションを重ねること で、大学教育についてお互いの抱える課題を共有し、その背景にある様々な問題への理解を深めます。
模擬公開授業・検討会
模擬公開授業では、複数人の受講者が半期15回 の授業計画を作成し、その授業計画に沿いながら、実際の教壇を想定した模擬授業を実施します。そこでは、受講対象となる学生を想定し、そうした学生にとっ てどのような授業の構成や内容が適切なのか、さらにはどのような板書、配布資料、語り口が効果的なのかを実戦的に学んでいきます。模擬公開授業の後には受 講者全体の検討会を実施し、授業をする側と受ける側の認識の違いを確認しながらより優れた授業のあり方を議論します。
実施プログラム(2014年度の例)
- 9時45分〜
- 受付
- 10時00分〜
- 挨 拶
FD研究検討委員会 委員長
高等教育研究開発推進センター 教授 飯吉 透
趣旨とプログラムの説明
高等教育研究開発推進センター 准教授 酒井 博之
- 10時20分〜
- セッション1
ミニ講義1:「大学授業の現在と未来」
高等教育研究開発推進センター 教授 飯吉 透
- 10時45分〜
- セッション2
全体討論1:(自己紹介)「教える側からみた大学授業」
- 11時45分〜
- セッション3
ランチと自由討論
- 13時00分〜
- セッション4
コミュニケーションデザイン:「演劇でコミュニケーションデザイン」
大阪大学コミュニケーションデザイン・センター 特任講師 蓮行
-
- 休 憩 (10分)
- 14時30分〜
- セッション5
模擬公開授業・検討会
-
- 休 憩 (10分)
- 16時40分〜
- セッション6
全体討論2
- 17時55分〜
- 閉会式
挨 拶
京都大学 理事 淡路 敏之
修了証授与
高等教育研究開発推進センター 教授 飯吉 透
閉会式終了後 情報交換会(18時30分まで)