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プログラムについて

プログラムについて

文学研究科プレFDプロジェクトには、京都大学文学部・文学研究科に属する哲学基礎文化学系、行動・環境文化学系、基礎現代文化学系の3つの学系が参加し、それぞれが提供するゼミナールとリンクする形で提供されています。講師たちはゼミナールをリレー形式で担当し、さらに事前研修会、毎回の授業後検討会、事後研修会に参加することで、大学教員に必要な知識や技術の獲得し、講義を担当するための心構えなどを総合的に養っていきます。

プログラムについて

2017年度 事前研修会

事前研修会にはプロジェクト参加講師全員と各系のコーディネーターである文学研究科の教員、教務補佐、センターの教員が参加します。そこで講師たちはプロジェクトの概要、授業の構成の仕方、授業の構成を手助けするためのツール「授業デザイン用ワークシート」、及び授業を振り返り改善するための「授業振り返り用」の使用法などについて学びます。
1部:プロジェクトの全体像をつかむ
挨拶
文学研究科 教授 松田 素二
プロジェクトの概要説明
文学研究科 教授 松田 素二
高等教育研究開発推進センター 准教授 田口 真奈
昨年度の授業の様子
高等教育研究開発推進センター 特定助教 斎藤 有吾
先輩の声
文学研究科 教務補佐員  飯塚 一・中山 俊・武田 龍樹
2部:授業設計について知る
授業デザインの方法―ワークシートの活用―
高等教育研究開発推進センター 教授 松下 佳代
高等教育研究開発推進センター 准教授 田口 真奈
3部:コースを考える
グループミーティング
文学研究科 准教授 伊勢田 哲治
文学研究科 教授 出口 康夫
文学研究科 教授 板倉 昭二

授業

授業には授業担当者以外の講師、コーディネーターと教務補佐も参観します。授業担当講師は事前に作成した「授業デザイン用ワークシート」にもとづいて授業を実施します。授業は全て録画され、担当講師にDVDが配布されます。担当講師は事後研修会までに自分の授業DVDを視聴し、「授業振り返り用ワークシート」を作成します。また受講学生には授業後にリフレクションシートを作成してもらいます。講師はリフレクションシートに書かれた学生の意見を授業にフィードバックすることで、インタラクティブに授業の改善を進めていきます。

授業後検討会

毎回授業後に行われる検討会では参観講師、コーディネーター、教務補佐が授業についての意見を述べたのち、学生のリフレクションシートの紹介がされ、それに対して担当講師が応答をします。検討会後半にはディスカッションの時間が設けられ、授業スキルから授業内容に関わる専門的議論に至るまで、幅広いトピックについて意見交換が行われます。参加者の議論が白熱したときには、授業後検討会が1時間を超えることもあります。

2016年度 文学研究科プレFD事後研修会プログラム

事後研修会では、プロジェクト講師が一同に会し、それぞれの講義を振り返り、経験を共有します。また講義受講やディスカッションを通じて、大学で講義を行う際の様々な課題を取り上げ、その解決方法を考察します。事前研修会、授業、授業後検討会、そして事後研修会と所定のプログラムを修了した参加講師には京都大学総長名での文学研究科プレFDプロジェクト修了証が授与されます。

開会式
開会の挨拶:統括コーディネーター 准教授 児玉 聡
司会:高等教育研究開発推進センター 特定研究員 福田宗太郎
セッション1
自己紹介
参加者の自己紹介と授業を担当しての感想
セッション2
ビデオ視聴
講義ビデオの視聴
セッション3
各系および大学コンソーシアム京都での授業の紹介
行動・環境文化学系ゼミナール 教務補佐員 植田 尚樹
基礎現代文化学系ゼミナール  教務補佐員 中山 俊
哲学基礎文化学系ゼミナール  教務補佐員 飯塚 一
人文学入門:常識を手放す旅 アジアから現代日本が見えてくる 高等教育研究開発推進センター 特定研究員 福田宗太郎
セッション4
ミニ講義
テーマ「大学授業をどう創るか」
高等教育研究開発推進センター 教授 松下 佳代
セッション5
ワークシートを用いた授業の振り返り
高等教育研究開発推進センター 准教授 田口真奈
セッション6
グループディスカッション
テーマ「アクティブラーニングにどう向き合うか」
(3グループに分かれてディスカッション)
セッション7
全体ディスカッション&まとめ
質疑応答&全体ディスカッション
司会:高等教育研究開発推進センター 准教授 田口 真奈
閉会式
閉会の挨拶:文学研究科長 教授 平田 昌司
修了証授与:高等教育研究開発推進センター長 教授 飯吉 透
情報交換会

プロジェクト参加講師の意見

本プロジェクトに参加した講師からのコメントや、文学研究科スタッフの声、そして受講学生の声は、本プロジェクトをさらに良いものとするために生かされています。以下に参加した講師たちの意見をご紹介します。
  • まずリレー講義形式で3回の講義を担当させていただけるということがありがたかった。又検討会も大変有益で、教育者としてどうあるべきかを考えるきっかけになったと思う。
  • 参加して良かったと思う。遠方に住んでいて、子育ても忙しく、出席回数が到達しないのではないかと思っていたが、達成できてよかった。非常勤をはじめたばかりの年に、授業運営について考える機会をもつことができたのは、幸運だったと思う。来年度、他校での非常勤をするにあたって、FDの経験はいろいろ活かせそうだ。
  • 1.職歴になった。2.参観者の方々からのアドバイスが自分の授業改善のために大変に役に立った3.リフレクションシートという方法が授業構成法にとって有効であることを学んだ。4.FD研修に参加していた、ということがひょっとしたら就職にプラスに働いたのかもしれない。
  • 検討会では学生や他の先生からの意見を聞けたおかげで、授業の構成や内容の難易度について振り返ることができた。
  • それぞれの講師の発言から、彼らがどのような問題意識を持っているのかが分かった。それは今後私も悩むことになるであろう問題であるように思う。
  • 授業改善や情報交換の場として非常に貴重な機会だと思います。また参加されている先生方やスタッフの方々が真剣に取り組まれていることが成功の秘訣だと感じています。ありがとうございました。

更なる先進的な試み

本プロジェクトでは、コース最後の総括セッションにおいて、学生の授業リフレクションを促すツールとして、コンセプトマップを哲学基礎文化学系用にカスタマイズし、活用しました。これによって学生は、それぞれテーマが異なるリレー講義形式の授業に対して、俯瞰的視点から理解を深めることができます。また講師は、学生の理解度を測りながら自らの授業を振り返り、さらなる改善に役立てることができます。
さらに高等教育研究開発推進センターは、プレFDプロジェクト参加講師の協力のもと、コンセプトマップ評価用ルーブリックを開発しました。

文学研究科プレFDプロジェクト

 

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