How To引用処理フローチャート

講義(講演)中に使用したスライドにおける引用処理について

OCWの講義(講演)で使用したスライド内で著作物を引用する場合は、引用元情報の記載が必要になります。詳しくはeラーニングにおける著作権をご覧ください。
講義(講演)中に使用したスライドに、画像/図/写真/イラスト/動画が含まれている場合は、下記のフローチャートを参考に引用処理を行って下さい。

フローチャート

講義(講演)のプレゼンテーションスライドに画像/図/写真/イラスト/動画を掲載している。
はい
掲載している画像などは全て自分で作成・撮影、もしくは著作者から使用許諾を得たものだ。
はい
自分で作成・撮影した画像などは「他者の著作物」にあたりません。また、許諾を得た著作物は引用処理の必要はありません。
いいえ
掲載している画像などは「引用に適していない著作物」ではない。
はい
掲載している画像などの引用元が分かる。
いいえ
いいえ
はい
引用元が分かる代替画像などに差し替える、もしくは掲載画像などを削除できる。
はい
いいえ

著作権が発生する著作物とは

著作物とは、「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」(著作権法第2条第1項第1号)と定義されています。普段の授業では何気なく使っている画像なども著作権が発生する著作物に該当する可能性があります。自分が撮影、もしくは作成したものではない画像/図/写真/イラスト/動画をOCWコンテンツの中で用いる際には、引用元の情報の記載をお願いしています。

どのようなものが著作物に当たるのかは下記のサイトを参考にしてください。

eラーニングにおける著作権

著作権法第三十五条により、例外として、学校などの教育機関においては、著作物を著作権者の許可なしに教材に利用することは可能です。しかし、OCWのように講義(講演)をインターネットで配信する場合には、この例外に該当しないと考えられるため、引用処理が必要です。他者が作成した文章、画像などの著作物をスライドに使用する場合は、引用元情報を記載してください。

*eラーニングにおける著作権については下記のサイトを参考にしてください

引用に適していない著作物とは

講義(講演)内容に直接関係のない画像など

講義(講演)内容に直接関係のない画像などを使用して、資料を装飾する場合は引用の条件を満たしていないため、引用できないおそれがあります。ただその線引きは難しいため、センタースタッフとの打ち合わせで使用を決定していきます。

個人のブログやSNS画像など、信頼性が担保されていない掲載元からの引用

個人のブログやSNSの画像などは出所が不明な画像なども含まれるため、公的機関などのウェブサイトに掲載されている画像に差し替えることを推奨しています。

購入していない有料サイトの画像など

有料画像サイトとは、画像などを有料で販売しているサイトです(例:Getty Images)。購入していない有料サイトの画像などは使用できません。ライセンスの使用範囲を確認したうえで購入手続きをとるか、代替画像に差し替えてください。

スライドに引用元情報を記載する

  • どの図を引用したか分かるよう、画像などのすぐ下に引用情報を記載します。
     
  • 文献からの引用の場合:著者名 / 記事・論文名 / 本・雑誌等のタイトル / 引用箇所 [ページ、引用図表番号等] / 出版年月 などを記載します。
  • ウェブサイトからの引用の場合:トップページへのリンクではなく引用元の図版が載っているページのアドレス、もしくは「~.jpg」や「~.gif」などの、画像へ直接アクセスができるアドレスを記載します。

引用元不明資料リストとは

インターネットでOCWコンテンツとして配信するため、スライドに引用元情報が記載されていない画像/図/写真/イラスト/動画をリスト化し、適切に処理を行います。

引用元不明資料リストに記載された画像などへの対応

センタースタッフによる引用元情報の検索

まず、センタースタッフが引用元情報を検索し、見つかればスライドに引用元情報を追記します。

代替画像の提案

引用元が不明の場合は、出所が分かる類似画像を代替画像として提案します。

センタースタッフが画像作成

どうしても代替画像が見つからない場合は、センタースタッフが必要な画像を作成して差し替えます。ただし、申し込み時期や公開のご希望時期によっては、画像作成が間に合わないことがあることもご了承ください。